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d16のDRUMAZON等を音源として使う場合の備忘録

d16のDRUMAZON等を音源として使う場合の備忘録

Roland TR909などのクローン音源デベロッパーとして有名なd16 Groupのプラグインを純粋に音源として使う場合の方法の備忘録です。
日本語での使い方説明がネット上でもあまりないように思ったのでとりあえずメモ。

リリースされてから結構経つのと、クローン系としては超有名なプラグインなので、まあ大変今さら感半端ないですが…。

d16の音源プラグインシリーズとは

d16の音源プラグインは現在下記の5種類リリースされています。
ちなみにすべて往年のRoland製品のクローンです。
LuSH 101お手軽に使える電池駆動&肩掛け可能なアナログシンセSH-101のクローンプラグイン「LuSH-101」
Nephetonヤオヤという呼び名でも有名な往年のアナログドラムシンセTR-808のクローン、「NEPHETON」
DrumazonハウスなどEDM系ではもはや定番化しているアナログドラムシンセTR-909のクローン、「DRUMAZON」
Nithonat高価だったTR-808の廉価版として逆にそのチープさが魅力であるTR-606のクローン、「NITHONAT」
PhoscyonTR-606と同じ筐体デザインでベース版として登場したウニョウニョベースでおなじみTB-303クローン、「PHOSCYON」

これらは全てアナログシンセサイザーで、今でも根強い人気があるシンセばかりです。

LuSH-101は上記の中ではちょっと異色というか、まあ見れば使い方は一目瞭然で、起ち上げればすぐに音鳴ります。
その他の4機種は、実機自体がシーケンサーを内蔵しており、音源単体で使うものではなくて、そもそも内蔵シーケンサーで走らせて使うものです。
これらの機材が発売した当時はまだMIDI端子なるものは搭載されておらず、CV/GATE方式というのが主流だった時代です。
今でも人気のTR-808や909などはMIDI機能を改造によって追加されたものが今でもものすごい金額で流通していたりしますw
そんな実機の特徴をGUIも含め結構正確にプラグイン化しているため、そういうのを知らずに立ち上げるとちょっと混乱する仕様になっています。

シンプルに音源として使う方法

何が混乱するかというと、実機と同じくリズムマシンとして機能する状態がデフォルトで起動するため、MIDIキーボードなどを弾いてドラム音源よろしくな使い方をしようとしてもリズムパターンが再生されます。
なので、音源プラグインとして使いたい人は、どうやったら鍵盤にマッピングされた状態で単体の音が出るのか最初戸惑うんじゃないでしょうか。

いや、まあマニュアル読めばいい話なんですがねw
日本語マニュアルを持っていなくて、英語マニュアルの時点で動機が激しくなる僕みたいな人も少なからずいるんじゃないかということで記しておきます。

LuSH-101以外の4機種はすべて共通の操作(シーケンサー機能以外)なので、DRUMAZONを例に説明します。
Drumazon01
最初に起動した時、「SEQ SETTINGS」が上記のように2箇所ランプ点灯していると思います。
左の「INT SEQ.」ボタンをクリックすると全てのランプが消え、純粋な音源モードになります。
これで純粋な音源状態になるので、MIDIキーボードにアサインされた各パート音を鳴らすことができるので、DAWで普通にシーケンスを組むことができます。

Drumazon02
ちなみに、この起動時のデフォルト設定を変更する場合は、上部左の「OPTIONS」ボタンをクリックすると設定画面が開きます。
「Sequencer」タブを選択して表示される右側の「Default settings」に入っているチェックを全てはずしておくと、次回起動時に自動で音源モードにて起ち上がります。
音源専用モードでは当たり前ですが内蔵シーケンサーは使えませんのでご注意を。

TRシリーズやTBシリーズの内蔵シーケンサーは僕も使い込んでいるわけではないのでなんとも言えませんが、実機のシーケンスのユレとかも再現しているとか(!)。
もともと実機で操作していた人にはデフォルトのモードが良いのかもですが、僕の場合はDAWをホストにして使いたい場合がほとんどなので上記のように音源専用として使っています。

もし、使い方わからず放置してる人がいたらもったいないので参考になれば幸いです。
それではー。

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