
StudioOne3が3.1→3.2へアップデート
昨日の未明にStudioOne3が3.1から3.2へアップデートされました。
StudioOneは2から3になった時に大幅な機能追加で相当使いやすくなり、僕も3になってから使い始めましたがかなりいい感じです。
そんなStudioOne3がコンマ2のマイナーアップデートにもかかわらず、えらいプッシュのしかたをしているもんなので、ちょっと気になって早速アップデートしてみました。
とりあえず、3.2で何が変わったかの概要は↑の公式ビデオをご覧頂くとして、まだ本国のマニュアルも3.0のままで一体細かい部分で何がどう変わったのかがよくわからなかったので、キーボードショートカットの設定項目で違いを洗い出してみました。
その前にまずは環境設定のチェック
「環境設定>詳細>オートメーション」に「チャンネルのオートメーショントラックを自動作成」という項目が追加されていました。
詳細ページ内ではこれくらいのようですね。
ショートカット一覧のチェック
「環境設定>一般>キーボードショートカット>イベント」
「環境設定>一般>キーボードショートカット>オートメーション」
「範囲を変換」という項目が追加。
「環境設定>一般>キーボードショートカット>コンソール」
「ミックスFXを選択」という項目が追加。
「環境設定>一般>キーボードショートカット>トラック」
3項目追加。
「環境設定>一般>キーボードショートカット>トラック」
「選択されているトラックのバスを追加」が削除されました。
これはおそらくVCAフェーダー機能追加によってリストラされたんでしょうかね。
「環境設定>一般>キーボードショートカット>トランスポート」
3項目追加。
「選択したトラックでループを有効」っていうのが、もともとあるShift+Pの「選択をループ」とどう違うのかちょっとまだわかりません・・・。
「環境設定>一般>キーボードショートカット>ノート長」
2項目追加。
ざっと、キーボードショートカット一覧で追加&削除が行われた項目です。
主に新機能である便利な選択範囲ツール関連と目玉であるコンソールFXの部分が増えている感じですね。
ちなみに見た目も地味に変わってます
これ、概要のビデオにもあったフレキシブルに働く範囲選択ツールですね。
これがオンになっている時、例えばオーディオトラックのリージョンの上にマウスを持って行くとクオンタイズで設定されている長さのグリッドで範囲選択がそのままできるようになります。
こうして一部を選択してそのままオートメーションをその部分のみ変更したり、その他ゴニョゴニョといろいろできます。
前のバージョンではツールを変えないといけなかったのを自動でできるようになったということですね。
こんな感じで。
これはたぶん一番目玉の追加だと思われる「MixFX」というコンソール(ミキサー)の挙動自体を変えるエフェクト機能です。
まずはデフォルトで「ConsoleShaper」というコンソールシミュレーションを行うエフェクトが付いてきます。
こんな感じ。
Driveはサチュレーション、Noiseはアナログ卓などで出る微細なヒスノイズ量、Crosstalkは隣り合ったチャンネルの音の漏れ出し量です。
全てのノブを全開にすると、ジャンク屋で転がってそうなお宝状態になるということですね(違う)
公式のアナウンスによれば、Acustica、Softube、SlateDigitalなどからこの部分のプラグインが出るような感じのことを言っていますので、楽しみデスね。
というか、オファーをしている先がかなりセンスいいですねw
さいごに
まだほとんど触っていないので、使用感などはわからないですが、公式のビデオを見る感じだとかなりよさげなアップデートに思えます。
StudioOneのいいところはひとえに「シンプル」なところです。
その良さを崩さず、でもユーザーの要望を吟味しながらも積極的に取り入れている姿勢は非常に好感が持てます。
このユーザーの声を聞き過ぎても煩雑化するし、聞かなすぎてもソッポ向かれる中で、きちんとキュレーションできているんじゃないかと思います。
また使い込んでみたらレポート書いてみようと思います。
それでは〜。
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