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DTMの過去と現在、自分流音楽理論など

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GUIによって分泌されるカウパーとは「インストゥルメント編その1」

GUIによって分泌されるカウパーとは「インストゥルメント編その1」

プラグインを立ち上げて、ただ操作パネルを眺めるだけで内なるリビドーをサチュレーションさせるスキルを持つ男、すなわち「非接触型昇天誘導機能」搭載のちゃっぴーです、こんばんわ。

今日は少し学術的なエロい話しをしたいと思います。

インターフェイス

英語的な意味としては「界面」や「接触面」とのこと。
DTMをするヒトがインターフェイスと聞くと、オーディオインターフェイス、または、MIDIインターフェイスのどちらかをまず思い浮かべるんじゃないでしょうか。
オーディオインターフェイスにしてもMIDIインターフェイスにしても、インターフェイスが表す意味合いとしては「PCと外部の何かをつなぐためのモノ」ですね。

では「ユーザーインターフェイス(以下UI)」ってなんでしょう。
ヒトが何らかの操作を行うことができる「モノ」には必ずヒトとそのモノをつなぐ橋渡しの部分があります。
例えば電卓だったら、数字や演算記号がついたボタンが配置された部分や、計算結果が表示される液晶部分とか、これらがヒトと機械をつないでいるUIの部分にあたります。
この場合はヒトとマシンを物理的な装置で橋渡しをするので「マンマシンインターフェイス」と呼ばれます。

シンセサイザーのツマミや、アウトボードのノブとかメーターとか、大型ミキサーのフェーダーやスイッチなどなど、これらもすべて「マンマシンインターフェイス」です。
多くの男の子はなぜか物心を付く前の段階から、お人形さんやキラキラ光る石とかヒラヒラしたものなどではなく、電車やクルマや飛行機などに興味を示します。この現象はいまだに僕の中でも大いなる謎です。
もはや、遺伝子レベルで「機械的な何か」に興味を持たざるを得ない状況になっているとしか思えません。
だから男子は大抵みんなツマミとかボタンとかスイッチとか、そういう「マンマシンインターフェイス」が大好きなわけです!

僕も若かりし日、音楽機材をコックピットのように配置して、機材に囲まれる部屋を作ることが夢でした。
まだ当時は実機材が当たり前だったのと、大きな夢を抱くのはタダだったのもあって、しばしばそんな妄想に耽っていました。
時が流れて時代は大きく変わり、今や実機はメンテナンス面からも設置スペース面からも、なかなかむずかしいのが実情です。

そんな、「マンマシンインターフェイス症候群」を患う僕のような中年に、ふたたび夢を見せてくれたのがそう、ドイツのスタインバーグが生み出した「ヴァーチャル・スタジオ・テクノロジー」略してVSTです。
VSTはPCの中に仮想スタジオを構築できるという「実利」の恩恵をもたらしてくれたわけですが、もう一つ大事なことは「マンマシンインターフェイス」を「グラフィカルユーザーインターフェース(以下GUI)」として再現してくれたことではないでしょうか。

日進月歩のコンピューター技術が産みだしたもの

当時はミキサーの画面や、各プラグインの操作画面とかに興奮はしつつも、でも解像度もそんなに高くないし、やっぱ「パソコンの中の絵」なわけですね。
その時のGUIのレベルを例えるなら、小学校くらいの時に、雑木林とかに落ちてたボロボロのエロ本を拾って、誰がどう見てもBBA(失礼)がこれまたどうしようもないもじゃもじゃカツラでセーラー服着(せられ)てポーズとってる写真を見て、「何かが違うっ!でもたぶん生物としての欲求はそれを上回っているのだ!」と葛藤しながら興奮するアノ感じに近いです。(?)

そこから約20年の時を経て、PCの性能も飛躍的に上がり、グラフィックのレベルも大陸間弾道ミサイル並にすっ飛びました。

そう、今では単に機能がいいだけではダメで、グラフィックにも価値が生まれる時代になり、GUIをオカズに何杯(何発?)でもイケる僕にとってようやく満たし放題の時代到来という感じなわけです!!

それらしいこと語ってますが、要するに「プラグインのGUIが好きすぎてこじらせた残念なオッサンがお気に入りのGUI紹介するよ」ということです(*´ェ`*)

お気に入りのGUI紹介

所有しているプラグインの中から珠玉のGUIと、どこにムラムラするかのポイントを紹介します。
音が(・∀・)イイ!!とか機能が(・∀・)イイ!!とかそういうのは今回のチョイスに一切関係ありません。
純粋に目の保養、特にお触りしたくなる衝動が出るかどうかが全てです。
ちなみに今回は音源編です。

リアル追求系

とことんリアルを追求し、実機を持てない寂しさを慰めるのに適したGUI。
マンマシンインターフェイス症候群を患っている人がまずは求めるオアシスでしょう。

Arturia諸作

なんといっても、リアル実機再現系GUIの筆頭といえばアートリア(仏)ではないでしょうか。
僕が初めて買った社外VSTインストゥルメントは残念ながらアートリア製ではなくNIのPro fiveというprophet5のクローンプラグインでした。
それの思い出補正が掛かっているのは否めませんが、やはり高価なアナログシンセを所有しているかのような錯覚を味わせてくれるアートリアのGUIには反応せざるを得ません。

Prophet V


ProphetVnomal

このProphet Vは見ての通りそのままアレなわけですが、何がスゴイって、これ本家Prophet 5だけにとどまらず、後継機のProphet VSモードも搭載していて、さらには、両方同時に立ち上げるハイブリッドモードという、妄想の終着駅みたいなモードまで付いています。

ProphetVhybrid

そして、アートリアのGUIの特徴のひとつとして、「(無駄な)機構アニメーション」があります。
これを御覧ください。

ProphetAnime

なんと!Prophet「5」モードから「VS」モードが追加される変身シーンの1コマです。
これ完全に完全変形超合金の世界ですよ!昭和のアニメ風でいうと目ん玉がメガネ割って飛び出る感じです(謎)
もう音がどうとかどうでもいい!(いやマテ)
こんなアニメーション単なる音源プラグインにはまったく必要ありません。
しかし、こういう部分がオトコノコの股間を刺激するんです!
アツく滾るんです!!

アートリアのGUIには何かしらこういうギミックアニメーションが付いていて、多少音や全体のデザインがアレでも満足できる工夫が施されています。
もうこのアニメーションをパカパカやるだけでVコレクションを買った甲斐があったってもんです。

CS-80V


CS 80nomal

ヤマハのシンセ原点といってもいい、CS-80ですね。
いいですよね〜この佇まい。もうこれ眺めてるだけでビクンビクンします(汁)
そしてこれも例のごとくこうなりますw

CS 80open

パッカ〜ン、ズッキュ〜〜〜〜ン!!
もう、ダメです。激しすぎます。

solina V


SolinaVnomal

これは実機知らないんですが、オデッセイで有名なARP Solina String Ensembleというのが元になっているそうです。
一見地味なオルガンぽい感じですが、こうなります。

SolinaVopen

うっは==3
これはこれは、なかなかのアレですね。
簡単には寝かせてもらえないようですね。

こういうマニアックな楽しみ方ができるアートリアのシンセプラグイン。
Vコレクションはまさに全部入りなので、他にもいろいろあります。
興味ある方はアートリア公式サイトでチェックしてみてください。

Screenshotアートリア公式サイト

まだまだ続きます

ちょっと興奮しすぎて無駄に長くなってしまったので、続きはまたにしたいと思います。
正直音源プラグインなんていい音鳴って使いやすけりゃなんでもいいわけですが、こういうどうでもいいところへのこだわりって僕は大好きです。
むしろ、性能よりもこういうギミックやデザインのほうを優先してしまう特殊性癖なのかもしれません。

あなたも制作活動が煮詰まったり、迷ったりした時に、熱い濃い目のコーヒーを片手にGUIを眺めてホッと一息ついてみませんか?

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