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DTM

Wavesの新製品「NX」を買ってみた


waves nx プラグイン画面

先日リリースされたwaves社の新作プラグイン「NX」を興味本位で買ってみました。
このプラグインは日本の正規代理店であるメディアインテグレーション社の紹介ページによると、「ハイエンド・スタジオのように自然な奥行きと広がり、音響空間をヘッドフォンに再現する、バーチャル・モニタリング・プラグイン」とのこと。

ん?ヘッドフォンでの聞こえ方をハイエンドスタジオのそれにしてくれるってこと?
そんなオイシイ話あるの???
などとあからさまな疑惑の念を抱きつつ、まあとりあえず安かったので買ってみました。

ていうかこのプラグイン、Mercuryにはバンドルされないんですね。
ナンダヨSSL4000とAbbyRoad以外は全部入ってるんじゃないのかよw
とかブツブツいいながらwave centralでイージーインストール&アクティベーション。

この手の最終出音変化形はマスターチャンネルの最終段に挿入。
プラグインを立ち上げるとwebカメラが自動で起動して、さらに勝手に顔部分を認識します。
カメラ的な設定などはほぼ何もしなくてOK。

余談ですが、このプラグインを試したいがためにWebカメラ買いましたw
MacBookProなので本体ディスプレイにはiSightというカメラが付いていますが、普段自宅ではクラムシェルモード(閉じて外部ディスプレイ接続の擬似デスクトップスタイル)なので本体のiSightが使えず・・・。
ていうかアレですね、webカムって今時はビックリするくらい安いんですね。
Amazonで売れ筋No1のLogicool C270ってやつが1473円で「え!?やっす!!」ってなってろくに調べもせずポチりました。
届いた商品パッケージ見たら対応OS欄にMacの文字無し!
やっちまった〜っと一瞬思いましたが、普通に使えました。
ドライバも何もなし、ただUSBでつなぐだけです。

さて、少し脱線しましたが、webカムが起ち上がり、無事に僕の顔をロックオン。
実際の頭の動きに合わせてプラグイン右上の頭の絵が動きます。
かなりサイバーな感じ。


waves nx プラグイン画面

で、このプラグイン、実際何が出来るのかというと、概ね設定できることは↑の画像の感じです。
左上のnxというロゴは単なるロゴ表示。
その下の「HEAD TRACKING」エリアではカメラでのトラッキングをするかどうかの設定。
基本的にはあまり触らなくてもOK。
SWEET SPOTボタンはたぶん普段のリスニング姿勢の時にポチッと押せばいいんじゃないかな?(適当)

その下の「HEAD MODELING」エリアでは自分の頭のサイズを数値で入力して、より正確な情報をプラグイン側に渡します。
設定出来るのは「耳の上あたりの頭の周囲サイズ」と「耳から耳までの幅」の2種類の数値をインチがセンチで入力できます。

右上は現在の状況表示。
頭を動かすとリアルタイムで反映され、聞こえ方も変化します。

その下の「ROOM AMBIENCE」は部屋鳴りの度合い。
「SPEAKER POSITION」は左右スピーカー間の距離と正面を軸に角度調整。

とまあ、設定できるのはたったこれだけです。

肝心の音ですが・・・、んー・・・、正直、これで何をどう判断すればいいのか、ちょっと僕のオツムではちょっとわかりませんでした。
というか、実際にこれを挿してミックスとかしてないので何とも言えないというのが現状の感想です。

一番良くわからないのが、たぶんこのプラグイン一番の売りであろう、頭の回転に応じて聞こえ方が変わる部分だと思うんですが、モニタリングする時に顔を横向きにして左右の定位が変わる聴き方ってどういう時にするんだろう?という疑問。
大体の場合はスピーカーの真ん中で、定位感を確認すると思うんですが、あえてそこをリアルに動かす機能の意味がイマイチわからんわけです。

今回はとりあえずステレオで試してみましたが、他にも5.0chと5.1chもあり、多チャンネルでのサラウンドとかの場合はこれらの疑問が解消されるのかも知れませんが少なくともステレオで聴くかぎりだとちょっと使い道がまだよくわかりません。

例えば、いろんなモニタリング環境のプリセットとか、ヘッドフォン特性に合わせたプリセットとかあって、ラジカセからでかいスタジオまでいろいろな環境でモニタできますとかならわかるんですけどね。。。

外出時にイヤホンでミックスとかしてみて、なんか有用性が見えてきたらまた記事にしてみようと思います。

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